起業アイデアを見つける、たったひとつの方法

前回、人生を再起動するときにやってはいけないこと、についてお話しました。資格や学位を取る前に、できることがあるということです。

入社して20年?30年?、一度も転職したことが無い。いつかは起業と考えてはいても、資格も無い学位も無い、具体的なアイデアもやりたいことも思い付かない、どうやって起業なんかするんだ。そんなふうに考えていませんか。

そこで今回は、起業アイデアを見つける、たったひとつの方法について、私の考えをお伝えしたいと思います。

起業アイデアを見つける方法

それは、「客に聞け」ということです。起業もしてないのに、どうやって客に聞くんだよ、と思われるかもしれません。確かに、本当の意味でのお客様はまだかもしれませんが、あなたが持っている能力やスキルの周辺領域で、何か課題を抱えている人を探すことはできそうです。

もし、そのような人を見つけることができれば、その課題を解決するために、あなたの能力やスキルをどう適用させるかを考えましょう。つまり大事なのは、あなたの能力、スキルの周辺領域で、課題を抱えている人を探すための具体的な行動です。

私が起業した経緯

さて、私の起業はまったく予想外の出来事でした。定年まで会社員を続けるか?と問われれば、違うかもしれないとは思っていました。しかしながら、計画的に起業の準備をしていたわけではありません。

転職先が傾きかけ、当時担当していた企業から、個人的に継続してくれないかと相談がありました。発注するのに法人の方が都合がいいと言われ、言われるがまま法人化したというのが起業の経緯です。この間の細かいところは割愛しますが、私の場合は、サービスより先にお客様がいたという点で特殊だったかもしれません。

それから十数年、様々なサービスを立ち上げ、なんとか生き延びてきましたが、どのサービスも、きっかけはお客様からの相談でした。心掛けていたことがあるとすれば、どんな相談にもゼロ回答はしない、ということです。

今できることを発信する

もしあなたが、再起動したい、起業したいと考えているなら、まずは、あなたが今できることを発信して下さい。発信しないことには、お客様になるかもしれない人との接点が持てません。暗闇でウィンクをしても、誰も気付かないからです。そして接点がなければ、いいアイデアも出ません。相手のいないアイデアなど、ほとんど価値がありません。

幸い、現在は情報発信の手段が山ほどあります。私が起業した頃とは、まったく環境が違います。そしてその情報発信には、ほとんどコストがかかりません。したがって、あなたが会社員だったとしても、平行して、情報発信はできるはずです。今、情報発信を蓄積しておけば、将来タイミングが来たときに、大きな武器になってくれるでしょう。

今できることを発信する。将来のお客様候補と接点を持っておく。資格や学位より、はるかに有効な起業準備だと思いませんか。


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