再起動するとき、やってはいけないこと2つ

前回、仕事でも転職でもない、もうひとつの選択肢を立ち上げませんか、という提案をしました。具体的には、個人事業を含め起業するか、あるいは本業をやりつつ副業するか、つまり雇われることなく収益をつくることを考えよう、という提案です。

そうは言っても、何をするかが問題ですが、多くの選択肢があるし、人によって環境も能力も様々なので、今回は、これはやらない方がいいかも、ということについて、私の経験を含め共有したいと思います。

やってはいけないこと2つ

それは、資格を取ること、学校へ通うこと、この2つです。とくに、40代50代でこれをやってしまうと、記憶力も体力も昔とは違うため、膨大な時間を無駄にしてしまう恐れがあります。この年代で新しいことを始めるのは、少なくとも起業や副業の観点で見た場合、非常に効率の悪いやり方だと思います。

仮に、数年かけて目的の資格を取ったとしましょう。しかしながら、そこからがスタートであって、そこから、サービスをつくり、集客をし、営業をかけ、顧客化し、実績を上げていくという、非常に難しいプロセスを回していくことになります。

あるいは学校へ行って学位を取ったとしても、よほどの専門性がない限り、その学位で集客できるわけではありません。本来、起業や副業で収益をつくるはずが、資格や学位のために、膨大な時間とお金を費やすのは、本末転倒ではないでしょうか。

私の失敗談

私は30になった頃、仕事の方向性について随分と悩みました。詳しくは書けませんが、当時の仕事に対し、膨大な時間を費やすに値するのか疑問があったためです。

結局、仕事と平行して、30前後に全く畑違いの資格を一つと、30半ばに海外大学の経営学修士(これも畑違い)を取得しました。そうです。やってはいけないこと2つを見事にやってしまいました。。案の定、仕事の方向性が変わることは無かったし、収益源が増えることもありませんでした。

また、同時期に、短期ですが起業スクールのようなところにも通ったことがあります。グループでアイデアを出し合ったり、事業計画書をつくったりするわけですが、実際に起業したという話はほとんど耳にしませんでした。

全否定する気はありませんが、実際に起業して十数年経営を続けてきた今、必要なプロセスだったか?と聞かれれば、Noと言わざるを得ません。資格、学位、スクール、今思えば、高い授業料でした。

夢物語は後回し

資格の勉強をしたり、学校へ通ったり、なんだか前へ進んでいるような気になりますが、もう一度よく考えてみて下さい。最優先で考えるべきことは何か。勉強する前に、1円でも稼ぐことの方が遥かに重要です。そのために、今、あなたができることは何ですか? 

どんな立派なアイデアや、どんな立派な事業計画であっても、1円も売上が無いようでは、全く意味がありません。ただの夢物語。起業、副業、どのような形態ではじめるかも、後回しでよいと思います。

まず、売上を立てること。そこにお客さんがいること、あなたのサービスに価値を感じてくれる人がいること、この確認を最優先にして下さい。40代50代、あなたのスキルを棚卸しすれば、可能性はあるはずです。その棚卸しについては、またの機会に。


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