起業に踏み切れない不安の正体

起業しようと決めたのはいいけれど、なかなか踏み切れない、あなたもそんな一人ではないでしょうか。踏み切れないのには理由があって、その多くは、起業に伴う不安が解消できないためだと思います。今回は、この不安に向き合ってみましょう。

不安の正体は？

起業の不安についてググって見ると、一つ一つ不安を洗い出して、解決策を考えてみようとあります。でも、不安の正体はそんなに複雑なものではないです。不安の正体、それはたった一つ「お金」です。いま思い浮かぶ起業の不安について、考えてみて下さい。その殆どが、お金で解決しますよね？　逆に言うと、お金があれば、起業の不安のほとんどが解消します。つまり、起業になかなか踏み切れないのは、お金が大きく関係していると分かります。

実際どうなのか

起業してみると分かると思いますが、何が地獄って、資金繰りしかないですよ。サラリーマンだって、人間関係とかプレッシャーとかいろいろ大変だよ、とおっしゃるかもしれません。いやいや、そんなのママゴトですから。経済的に追い込まれる地獄を味わったら、もうほんとに、サラリーマンの苦労なんてカワイイものです。（サラリーマンの方、すみません・・）経済的に追い込まれると、健康もやられます、人間関係もやられます、精神もやられます、もちろん家族関係もやられます、全部やられます。そして再起するには、膨大な時間と労力がかかります。だから、起業するなら、お金、この一点について、見通しを持っておくことを強くおすすめします。

シミュレーションは可能

いろいろ考えてたら起業なんてできないよ、そうおっしゃるかもしれません。確かにそうなんですが、繰り返しになりますが、お金についてだけは、よく考えておいた方がいいです。お金も数字ですから、シミュレーションはできますね。ベストケース、ミドルケース、ワーストケース、いろいろシミュレーションできますが、実際には、ワーストケースよりさらに下になると思って下さい。

こうしてみると、厳しい見通ししか無いのですが、実際に厳しいのですから、シミュレーションくらいはした方がいいです。シミュレーションをしてみると実感できると思いますが、これまでこのブログでお伝えしてきたこと、ひとりではじめる、従業員は雇うな、資格や学校なんかいらない、まずは売上、集客が大事、直接取引、・・などなど、おわかりいただけるかと思います。

ミドル世代のあなたなら、もしかしたらある程度蓄えがあるかもしれません。しかし安易に、初期投資がかかる、従業員が必要、そういう事業には手を出さない方がいいです。可能な限り厳しく見積もって、それでも見通しが立つなら、チャレンジしてください。そのとき、きっとその不安はどこかへ消えているでしょう。