起業、ミドル世代特有のリスクとは

以前の記事で、起業における最大のリスクは「雇用」というお話をしました。でもだからといって、雇用を避けて延々と一人でやっていくというのもリスクです。とくにミドル世代の起業では、一人でやっていくには大きなリスクが付きまといます。今回は、起業における、ミドル世代特有のリスクについてお話ししたいと思います。

ミドル世代特有のリスクとは

それは健康問題です。若い頃であれば、どんなに厳しい状況でも、気合と根性で乗り切れたかもしれません。でも、ミドル世代ともなるとそうも行きませんよね。最も怖いのは、自分が倒れると完全に事業が回らなくなる状態です。雇用のリスクを回避するために一人で事業を回すことが、かえってリスクを高めてしまうという、何といいますかジレンマに陥ってしまいます。この健康問題、どのように対処したらよいでしょうか。

3つの基本戦略

基本戦略は3つくらいあるでしょうか。1.予防する、2.被害を最小限に抑える、3.自分の代わりを用意する、です。

まずは予防です。心と体の両面をケアしたいところです。つきなみですが、病気を予防するには、運動と食事と睡眠です。私が気をつけているのは例えば、運動として朝散歩、食事には玄米・大豆・青魚・海藻、睡眠としてベッドでスマホを見ない、こんな感じです。

次に被害を最小限に抑える方法ですが、これは早期発見しか思いつきません。サラリーマンなら、毎年一回の健康診断があるでしょう。でも起業すると、誰も教えてくれません。自分で手配しないといけないので、やってない方も多いかもしれません。でも、年に一度、仕事だと思ってやって下さい。ポイントは、自分の親の病歴をみて、診断メニューを決めることです。全身くまなくはできませんから、弱いと思われるところを重点的に検査します。

そして自分の代わりをどうするかですが、予防も早期発見もならず最悪自分が倒れても、どうにか回っていく体制を用意することです。自分のタスクを分解し、代替できる人やモノ(システム)に置き換えて行って下さい。自動車もそうですが、完全自動運転は難しいと思います。しかし、条件付き自動運転とでも言うのでしょうか、最小限の指示か操作で回るようにしていきます。私の場合は、営業とマーケティングはほぼWebによって自動化されています。経理はほぼfreeeに任せています。開発だけは自動化できませんが、ほぼ任せられる従業員がいます。

生涯現役

まず大事なのは、「自分だけは大丈夫だ」と思わないことです。アラフィフともなると、突然その時はやってきます。起業すると、自分のことはそっちけになりがちですが、あなたがミドル世代なら、自分の健康とそのリスクへの対処は、仕事の一部としてタスクに組み込んで下さい。生涯現役で行きましょう!


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