会社をはじめるときの細かい話

実際に起業するとなると、決めなきゃいけないことが山ほど出てきます。社名はどうするか、会社形態は、住所、電話、名刺、ホームページ、・・小さくて細かいことですが、一つ一つ決めていかないと先へ進めません。今回お話する内容は、統計を取ったわけでもなく、私の印象でしかありませんが、会社をはじめるにあたり物事を決めていく上での考え方についてお話します。

物事を決めていく上での考え方

少し曖昧な表現ですが、標準的を目指そうということです。あなたがはじめて会社をつくろうと思ったとき、まずは情報収集をしますね。書店へ行けば、様々な関連書籍があって迷ってしまいます。例えば会社形態をどうするか。株式会社か?合同会社か?課税方法が違う?それぞれのメリット・デメリットは?・・調べだしたらきりがないです。

何か特別な理由があれば別ですが、株式会社でいいのではないでしょうか。合同会社の方が設立費用がわずかに安く済むかもしれません。でも、それだけの理由なら、つまらないところでケチらない方がいいです。会社としての出口を考えてみても、株式会社の方が都合がいいです。

インクジェットの名刺は使うな

大手との取り引きを考えたとき、担当者が「おや?」と感じる要素はできるだけ排除しましょう。似たような仕様、条件の見積もりがあったとき、普通の会社と「ん?」という会社とどちらを最終的に選びますか?担当者も人間です。こんなつまらないところで、商談を失いたくありませんよね。もちろん、信用調査をすれば中身はバレてしまうのですが。

また、最近はリモートが増えたので何とも言えませんが、オフィスが自宅というのもどうなんでしょうか。バーチャルオフィスや自治体の創業支援などを利用すれば、住所と会議室を確保することはできるはずです。

さらに細かいところでは電話番号。東京なら普通に03でいいと思うのですが、多少安いという理由で050番号をとったりします。偏見かもしれませんが、迷惑な営業電話のほとんどが050ではありませんか?

さらに細かいところでは名刺。名刺交換の機会はずいぶん減りましたが、たまにインクジェットで自作した名刺をもらうことがありますが、あまりいい印象は持ちません。

直接取り引きを目指す

小さくて細かいことなのですが、こういったつまらないところでケチっていると、どうしても下請けになってしまうことが多いような気がします。これが下請けの原因のすべてとは言いませんが、ふつうの会社をつくって、直接取り引きを目指しましょう。

前回の記事でお伝えした「固定費は極限まで削ぎ落とすべき」とは多少矛盾するのですが、起業して会社を継続していくのであれば、下請けは何としても避けなければいけません。価格決定権が無い、顧客ニーズがつかめない、これでは会社を維持し成長させるのは至難の業です。

何としても直接取り引きをする。そのために、つまらないところでケチらない。そんなふうに考えれば、ふつうに物事は決まっていくと思います。


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