オフィスなしで起業して大丈夫か? 

起業したら、まずは事業計画を立ててオフィスを借りて・・、一般的にはそうなりますよね。ただ最近では、リモートワークも一般化し、自宅をオフィスにする方も多いかもしれません。それぞれにメリット・デメリットがありそうですが、ミドル世代の起業なら、どちらが適しているのでしょうか。今回は、オフィスについて考えてみたいと思います。

オフィスなしで起業して大丈夫か

オフィスはあった方がいいと思います。なぜなら、ミドル世代の起業、特に法人相手のビジネスの場合、自宅がオフィスだと取引がうまくいかないケースが出てくるからです。新規の法人取引のチャンスは、なんとしても獲得したいところ。自宅がオフィスによって信用が得られず、せっかくのチャンスを逃したくはありません。どんなビジネスでも、最も大事なのは新規獲得です。顧客がなければ、どんな素晴らしい商品やサービスも意味がありませんから。しかしながら問題は賃料です。スモールビジネスであればあるほど、地代が占める割合は大きくなります。

シェアオフィスのすすめ

そこでおすすめしたいのがシェアオフィスです。シェアオフィスといっても、様々なタイプがありますが、会社の登記簿に住所が使える、終日使えるデスクがある、会議室が借りられる、最低この3つがあればいいと思います。

シェアオフィスのメリットは、何と言ってもその安さです。都心でオフィスを借りたら、小さめの物件でも光熱費を含め月に25万くらいはかかります。シェアオフィスなら、多めに見積もってもこれを1/5にできます。また、会社の住所として使え信用力が増します。さらに会議室の利用や、仕事に集中できる環境が手に入ります。安さで言えば、確かに自宅オフィスが最強ですが、一定の信用力と集中できる環境、これらを手に入れるための数万円なら、許容範囲ではないでしょうか。

私が創業した当時、まだシェアオフィスの供給が少なく、創業2年目から10年以上オフィスを借りてしまいました。ざっと計算しても3000万・・、別のものに投資してたらと思うと。。ですので、これを読んでいるあなたは、くれぐれも同じ間違いをしないでくださいね。

問題はチームとしての生産性

シェアオフィスにデメリットがあるとすれば、チームとしての生産性です。ミドル起業の場合、過去にもお伝えしたように、従業員を雇うことはおすすめできませんが、それでも、外注したりパートを雇うこともあるでしょう。普通にオフィスを借りれば、従業員を雇うことも可能だし、フェイストゥフェイスで会議することも容易です。

しかしながらシェアオフィスの場合、従業員を雇ったり、実際に集まって会議をするのは、やはり一定のハードルがあります。そうなると、リモートワークを前提としたバーチャルチームになるわけですが、どうしてもチームとしての生産性は落ちてしまいます。体制が整うまでは、信じられないくらい落ちます。

したがって、シェアオフィスのメリットをフルに享受するには、チームの生産性をいかに落とさないか、ここに投資をしてください。バーチャルチームをいかにスムーズに回すか、ソフト・ハード両面の工夫が必要です。これについては、また次回お話ししたいとおもいます。


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